大腸ポリープ切除

当院での大腸カメラ検査時に発見した大腸ポリープや当院以外で発見された大腸ポリープの日帰り切除も行っております。大腸がんの発症を未然に防ぐためには、大腸がんの原因となりやすいポリープの早期切除が重要です。
当院では消化器内視鏡専門医が様々な術式を使い分け、患者様一人ひとりに合ったポリープ切除を行います。大腸ポリープ切除に関してご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

症状

大腸ポリープの症状は違和感や痛み、下痢、便秘など、ご自身では気づきにくいものが多いです。サイズが大きくなると便と擦れて出血することがあるため、気付きやすくなります。
しかし、便に血が混じっているのが目で確認できる「肉眼的血便」や顕微鏡で血が混じっていることが分かる「顕微鏡的血便」が出たとしても、必ず大腸ポリープがあると断定はできません。

原因

下記の内容に当てはまる場合、大腸ポリープ、大腸がんの発症リスクが高いと言われています。

• 肥満の方
• 動物性の脂肪が多いものや高カロリーなものを好む
• 50歳以上
• アルコールを飲む回数と量が多い
• 喫煙習慣がある
• ご家族に大腸がんを患った人がいる

ポリペクトミー

小さなポリープを切除する際に行われます。内視鏡の先端に付属している金属製のスネアをポリープに引っかけてから締めつけ、高周波電流を流して焼き切ります。

コールドスネアポリペクトミー

内視鏡の先端に付属している金属製のスネアをポリープに引っ掛けて、締め付けて切除します。その際に一時的に出血しますが、すぐに治まるためご安心ください。

内視鏡的粘膜切除術（EMR）

平坦なポリープに対して行われる治療法で、生理食塩液をポリープの下に注入して盛り上げ、内視鏡の先端に付属している金属製のスネアを引っ掛けてから高周波電流で焼き切ります。

大腸ポリープ切除の
注意点

• 切除当日から2、3日はお風呂へ浸からず、シャワーのみにしてください。
• 切除当日から1週間は、飲酒、運動、腹筋を使う動作、長時間の移動はお控えください。
• 検査で鎮静剤を用いた場合、当日はお車やバイク、自転車の運転は控えてください。
• 切除後1週間は出血する可能性があり、トイレットペーパーに少量の血が付着する程度であれば問題ないですが、便器が真っ赤になるほどの大量の出血があった際は、すぐに当院までご連絡ください。